ちかてつ

ヨーロッパの鉄道や地下鉄は、あまり「改札」という概念がなく、キセルには「検札」での対応が一般的なようです。宗教的な考え方の違いなのか、性善説で成り立ってるようなシステムですね。逆に日本は性悪説が先にあるので、キセルでの損失以上のコストをかけて改札を導入していると言えたりする?(わかんないけど)

でもとにかくそういう違いはあって、改札もなく電車のすぐそばまで近づけるのもすごく違和感なのですが、ブリュッセルのとある地下鉄駅では、乗り換えに地下鉄の線路を横切る駅がありました。それも信号も何もなく、自分で気をつけて渡るというもの。ちょっと事故が起きては騒がれる日本では、考えられませんね。だけど、わざわざ電車の上を歩道橋で渡って乗り換えるよりは、確かによほど合理的。ですが、大胆だなぁ。

そしてその駅では、あきらかに脇道と思われる、電車との隙間が1m程度の幅の歩道(というか、ただちょっと縁石で高いだけ)を歩いて、地下から地上に出ることができたのです。出たところも安全な歩道ではなく、明らかに車道と軌道の真ん中あたり。これらは徹底した「自己責任」だからこそ、成り立つんだろうなと思いますが、やっぱり大胆に思えてなりません。