百貨店冬の時代

どこも厳しいようですねぇ。特に北海道内の百貨店は、丸井今井の経営破綻を始め、寒い話ばかり。
ですが、自分が百貨店に行くかというと、めったにそんなことはありません。なぜなら「高いから」。もちろん質が良いのは分かりますが、その8割程度の品質のものが2割の価格で買えるのなら、サラリーマン的にはそちらの方が優先なのです。あと百貨店は何でも揃っているのがウリですが、物が溢れている今の時代、1つのお店に何でも揃えなくても、ちょっと足を伸ばせば何でも手に入ります。そういう意味では、ニーズは「百貨」ではなく「専門店(一貨)」を求めているのかもしれません。(例えばユニクロとか、H&Mとか、IKEAみたいな)

いずれにしても、もうビジネスモデル自体が時代にそぐわないのかもしれませんね。

ところで、今今は百貨店が厳しくとも、そう遠くない将来にはテレビ・新聞・雑誌などの既存メディアも雲行きが怪しい感じです。でももっと先には、もしかしたら私たちのようなSIerも雲行きが怪しいんじゃないかと思ったりしています。システムなんて、お金をかけて作らなくたって、どっかに転がっているようになるでしょうし、効率化と生産性を突き詰めたら業務をシンプル化することになると思うので。いずれにしろ、当面はどんな業界もCHANGEから逃れられない気はしますので、だからこそ何が価値なのかを意識することが大切なのかなと思います。あるいは、勇気ある撤退こそ、もっとも大切なのかもしれません。