欧州の合理性

今回の旅行で、とても楽だったのが、地下鉄の乗り降りです。もちろん切符を買う必要はあるのですが、距離によって値段が変わるのではなく、1回券や時間券、それに1日券・3日券・7日券という買い方です。そして切符を買ってしまえば、乗り降りのどちらも改札は一切なし。はっきり言って、切符を買わずにタダ乗りしようと思えば、いくらでも簡単にできてしまうのですよ。その代わり、時々廻っている検札に見つかってしまうと、えらく高い罰金だということらしいのですが。

日本では、乗るときも、それに降りるときまで、改札があります。料金が距離性なので仕方ないのかもしれないけど、徹底してますよね。都内ではキセルをすることはかなり難しい。それに対し、基本的に悪いことをする人がいないという前提で、時々検札をするくらいで一切改札機を置かない。もちろん、タダ乗りしてる人もいるんでしょうけど、でもタダ乗りされるリスクと、徹底的にお金を取るための改札機のコスト。どっちが合理的かと考えると前者のような気がするし、何より乗客のメリット(お手軽さ、煩わしさ)を考えると圧倒的に前者でしょう。ほんと所変われば、ですね。