顧客視点が大切とはよく言われますけれど、それ以前にシステム部門として現場の視点を持つことがとっても難しいこの頃。システムに関わっていると、どうしても仕様に縛られるし、それを変更するにはコストがかかってしまうことはやむを得ないということが、まぁ不文律になってしまっています。
けど、仕様に縛られていては現場のタメにはならないので、本来は得られるメリットと追加投資とをしっかり天秤にかけた上で、運用なのかシステム改修なのか、はっきり判断しないといけない。そしてお金をかけるべきところに、効率的にお金を出していく。なかなか、その視点とマインドが、意識をしていても難しい。
今の仕事ぶりですらそうなので、異なる企業の現場の視点を持つことって、ちょっとやそっとの努力では全然意味がないと思われる。営業現場に同行させてもらうくらいの意識で、もっともっと入り込まないと、使いやすいシステムを作ることは難しいでしょうね。某社にこそ、単なる開発会社ではなくて、そんなインテグレータであってほしいのに。
