既存メディアを脅かすのはいつの日か

オーマイニュースの記事、いつも玉石混合ということを前提としています。たまに視点がするどいこともありますが、洞察が少ない「素人考えだなぁ」と思える記事も多いですね。やっぱそこは、本職のプロとの違いでしょうか。

ANAのシステム障害に関する記事がありました。「航空券の電子化に疑問」という内容。全部データをサーバに預けると、障害でデータが消えてしまうのが心配なんだって。でも手元に航空券があろうとなかろうと、すでに内部的には電子化されてるし、航空券自体を電子化するかどうかは、全くの論点違い。航空会社はデータベースを使わず、すべて台帳で管理すべき!というならまだ分かるけど。それにトラブル時のデータ消失が心配なら、領収書とかWebから印刷できる控えを持って行けばいいだけのこと。でもそもそも、システム障害でデータが消える可能性より、航空券を紛失する方が遙かに可能性は大きいっての。

とはいえ、楽しみにしていた旅行がダメになるとか、場合によっては親の死に目に会えないという人もいたでしょうから、寡占的な公共交通機関として、システムトラブルが起きないように注意することは果たしてもらいたいですけどね。