はやぶさ、帰還。

もろもろのトラブルを乗り越えて、宇宙の彼方まで行って戻ってくるなんて、夢のある話だねー。

システムだったら壊れることを前提に冗長化対策をとりますが、修理の効かない地球の遙か外。基本的に1系統が絶対に壊れない頑丈な設計にしながらも、さらにそれを何重にも冗長化して目的を果たせるようにするのでしょう。でも、そこまで検討しても、やっぱりトラブルとは無縁とはいかないほどの過酷な条件の中で、よくトラブルを乗り越えて戻ってきましたね。失敗と成功が紙一重の中、この偉業はすばらしい。

遠い将来の歴史の教科書では、今のこれらの苦労が「昔はこんな原始的な方法で宇宙に飛び出していたんだよー」と書かれるほどに、もっともっと宇宙が身近になるのでしょうか。そう、アポロ計画のコンピュータって、ファミコンより性能低かったんだよーと感心されるかのように。