Web2.0は「個」なのか?

最近耳にするWeb2.0は、新しい技術のことを指すのではなく、Webの使い方の面で考え方が変わったことを指す。自分的に一言で現すなら「情報発信が簡単になった」ということだと思ってます。ブログだったり、SNSでコミュニティをつくったり、マッシュアップをしたり。

そして世間でも「個性を大切に」などと言われ、みんなが好き勝手な発言ができるようになったかのようにも見えるけど・・・ その元になった情報をどこから得てるかというと、大半はGoogleYahoo!というのが現状ではないでしょうか。ポータルとしてこの2つが2大巨頭であることは疑いなく、また他にもショッピングならamazon楽天のように、結局いくつかが1人勝ちの様相を呈しているのが現状。

となると、キーワードが一緒なら、得られる情報はみんな同じと考えられませんか。みんなGoogleで物を探すもんだから、当然得られた結果も同じ物になる。自分を考えても、Webで目を引いたキーワードは、それまでに誰かがどこかで話題にしているものばかりだし(こんな考え方しかり)。

あぃてぃの利用が進むほどに、得られる情報の吟味が必要というのは、あらためて自分も含めて気をつけないといけないなと思ってしまいました。Web2.0を「集合知」と表現することもあるけど、集合しているのが結局1カ所という状況は健全ではないでしょう。