ほとんどの人にとって、検索はYahoo!

Googleの活躍がめざましい昨今ですが、どうやら日本では相変わらずYahoo!の利用が多いらしいです。なぜなら、Yahooで別に困っていないから。Googleが素晴らしいサービスを無料で提供しても、それを素晴らしいと思うのは、リテラシーの高いごく一部の人のようです。

というかですね、きっとほとんど受け身の人にとっては、Yahooの様にとりあえず何でもそろっていて、とりあえずネットサーフィンが簡単にできるのが、雑誌みたいでいいのかもしれない。でもGoogleはシンプルな検索窓しかない訳ですが、ここに入力するのはまず探したいキーワード、つまりは「自分の意志」が入ってくる訳です。それが敬遠されるのかもしれない。なんとなく、良くも悪くも日本人的な考え方なのかも。

というのを前提にサービスも考えていかないと、受け入れられるものを作るなんて到底無理といえるでしょう。『なんでこんな素晴らしくて先進的なサービスの良さが分からないんだ〜!』と叫んでも、それが分からないのが大多数の人。なぜなら特に困っていないから。困っていることを解決できる、あるいは明確な意志がなくとも楽しく使える、そういうサービスになって初めて受け入れられるのだろうし、大多数の人に受け入れられてやっと大きなサービスに成長するんでしょうね。

今は一握りの人しか理解していないキーワード(Web2.0とかマッシュアップとか)、数年経ったらどうなってるんでしょうね。一応ブログやSNSは、市民権を得てきたみたいですが。