ビッグデータの本質って?

さて、「ビッグデータ」という言葉がもてはやされているけど、実際はどれだけビジネスに効果があるのだろう。そもそも統計学って、一部のサンプルから、全体像を推定できるもの。その母集団が増えたからと言って、得られる結果は実は誤差にしかならないはず。データ量がどうこうよりも、どんなデータを使って、どんな切り口で分析するか、という事の方がよほど重要だけど。分析軸をどんどん追加して、あれこれ詳細に分類して分析していったら、結局は「人それぞれ」という結論になるだろうしさ。

とはいえ、データ量が増えることで何らかの法則にのらないファクトをつかむことがやりやすくなるのは間違いない。そういう使い方をしていった方が、多分ビジネスにはよい効果が出ると思う。いずれにせよ、きっと10年経ったら過去の言葉になっていると思うものの、だからといって足蹴にするのではなく、うまく使っていかないと。