二酸化炭素の濃度が、むしろ上がっているそうじゃないですか

あちこちで「エコ」「二酸化炭素削減効果○グラム」という言葉を耳にしますが、日本国全体としての排出量の総量については、耳にしたことがないような気がする。チーム−6%といってみんなで頑張っているのなら、当然減っていて良さそうなものだけど。 そんな時にテレビでは、日本の空気中の二酸化炭素濃度が90年代よりも上がっているという観測結果がでたと、報道してました。さてさて、実態は減っているのでしょうか、それとも・・・。

「エコ」に懐疑的な私としては、驚くことではないと思っています。二酸化炭素を削減するには、結局のところ元凶となる化石燃料の輸入量が6%減らない限り、排出量も減らないのではないかと思うのです。個別に節電・節約を行うことは確かにエコなのかもしれませんが、化石燃料の使用量が減ったという話はありませんからね。むしろ、高速1000円というかえって二酸化炭素を排出することになりかねない、まったくビジョンのない愚策も行われていることですし。個人が頑張ったところで、身の回りに溢れるモノ・エネルギーの生産が減らない限り二酸化炭素は減らないし、でも生産が減ったとすると、単純に考えればその時は経済も6%ほど後退していることになるのではないかと。

結局無理ということを認めたのか、他の国から排出権をお金で買い取るそうですが、京都議定書を守るというミクロな観点ではそれでもよくても、地球規模で考えたときに二酸化炭素を減らそうというマクロな観点では、何も寄与していないでしょうに。これでいいのでしょうか。ま、何が正解かも分からない、難しい問題であることは間違いないのですが。少なくとも、私には何もできませんしね。根拠のない批判だけなら言えるけど。そんな中でせめてできることと言えば、やっぱりエアコンの設定温度とか、レジ袋をもらわないとか、本末転倒かもしれないそんな小さなことしかないのかもしれません。少なくとも、自己満足にはなりますので。