朝のワイドショー（朝の情報番組というのが正しいのかな？）を見てたら、台風関連の情報を流してました。その中で、台風となると決まって羽田空港の状況が映し出されますが、飛行機が欠航になってしまい毛布をもらって空港で一夜を過ごした人達もインタビューされてました。そこでコメンテーターが、「お客さんは長蛇の列に並ばされていて」とか、「お客さんが床で寝させられています」という、空港にきたお客さんが可哀想的な発言をしてるのですが、ちょっと待て！ それは航空会社や空港会社が悪いのか？
台風なんだから、飛行機が飛ばないことは容易に想像できるでしょう。それでも、状況が予断を許さなく、一縷の望みにかけて空港に行ってしまったのはその人の判断。飛ばないことを確認するなら電話もあるし、そして飛ばないと分かれば他の手段（新幹線とか）を使うとか、素直にホテルを予約するとか、いくらでも対処のしようはあるはず。その選択肢の１つとして空港に行くのはその人の判断なのだから、結果として長蛇の列が出来ていても床で寝ることになっても、仕方ないのでは？ むしろ毛布を貸してもらえたり、一晩空港施設内にいることを許されただけでもありがたいのでは？
多面的に情報を集め、それを自分の中で理論構成して様々な角度からコメントを挟んでこそのコメンテータの価値でしょうに、ただ一片の事実を見ただけで「可哀想」と表現されちゃうと何とも薄く感じてしまいます。取り替えようよ、そんなコメンテータは。
