不覚にも泣いてしまいました

青木和雄・吉富多美著、ハッピーバースデー。親の愛情を受けられなかった娘が、逞しく成長する姿を描いた本(どちらかというと児童向け)です。

冷めた目でみてしまうと、amazonのレビューでもマイナスな内容が多いように、ちょっと出来すぎな感も否めない内容ではありますが、それはきっと経験を積んだ大人だからこその感じ方でしょう。現在の版は、以前に出版されたもののリメイク版ということですが、コメントが厳しいのも過去に読んだことがあるという人ばかりですし。

ゼロベースで読めば、けっこう感激しますよ。特に母親をママではなく、名前で呼ぶようになるあたり。微妙な立場の逆転が含まれていて秀逸。昨今、本を読むとしたらIT系技術書やビジネス系新書ばかりでしたが、その分野だけではもったいないですね〜。