日本という国

R25で紹介された本です。けっこう目を引かれたので、購入して見ました。こちら、明治以降の近代化と戦後の2部で書かれています。まず感想としては「そうだったのか〜」という大きな感心ばかり。学校の教科書(国の検定済)では絶対に書かれないような、新しい(←自分にとっては、ですが)で書かれています。どれが正しい間違いという話ではないが、少なくともこういう見方もあるのかというのを知っておくのは、とても重要かもしれない。

明治維新後、かの有名な「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」という言葉がありますが、ここだけを切り出すと聞こえのよい言葉のように感じるけど、実際はこのあとに「でも実際はそんなことはないので、しっかり勉強して偉くなりましょう。」と続いてくらしい。

これだけでも自分にとっては目からウロコ。他にも「学問のすすめ」の解説と、その意図するところが書かれているけれど、いずれも知らないことばかりでした。そして戦後の日本の状況や、憲法9条がありながらどうして自衛隊ができたのか、そして中国や韓国がどうして日本をキライ(少なくとも歴史認識では)なのかもよく分かりました。日本人として、知っておくべきことかもしれない。いや〜いい本でした。