職場の人と一度行ってみたいね〜という笑い話が出てから３ヶ月。ついに実現することになりました。社会人として、一度くらい、話題の超一流のお店を味わっておきたくて。勉強代には諭吉さんが２枚ほど必要ですが、これはしょうがない。人生への投資（投機？）と割り切りました。
個室に案内され、お酒をオーダーし、１つずつ料理が運ばれてきます。確かにどれも手が込んでいて、そんじょそこらでは味わえない豊かな味がします。そしていよいよお寿司になると、これまたウマイ！ 味、雰囲気、サービス、なるほどこれがミシュラン三つ星かと、感激でした。特にお寿司は、まさにマンガ的表現になりますけど、持ったときはしっかりしているのに、口に入れるととたんにほどけるよう。あの握りはまさに職人の成せる技かと思いました。
これだけのものを味わうには、この出費はやむをえないでしょう。そういう意味では価格にみあった価値はあるかと思います。ただ、コストパフォーマンスだけを考えると、若干の疑問がなきにしもあらず。そこそこのお寿司やさんで食べる5000円のお寿司だって、充分おいしいことが多いので、同じお金を出すならそういうところに４回行く方が個人的には価値があるように思いました。特にシャリ負けるとしても、ネタのおいしさだけなら、北海道で食べるお寿司も決して負けてません！
ですがお店の前には黒塗りの高級車が止まり、外国人のお客さんも多数おり、頑固そうな板前さんでも流暢に英語をしゃべっている。これはまさに「久兵衛」でしか味わえないことかもしれません。とにかく、いい経験でした。
