どこへ行っても、その土地の酒が1番いい。

旨いものはうまい』にあった一節。この言葉がかなり印象に残りました。酒に限った話でなく、地産地消という考えは、食の基本中の基本でしょう。そもそもスーパーに行けば日本全国から集まった野菜やら何やらが手にはいるのは、流通が発達したせいぜいここ数十年の話で、もともとはほとんどが地元で消費されますから。結局、その土地のものが一番おいしいんですよね。

ちなみにこれは面白い本なのですが、若干古い文体なので、ちょっぴり読みにくいのが難点。でも若干昔の内容でも、これだけ真理をついていることを考えると、人間の、いや動物の食に対する探求心は、昔から変わらないんだなぁ、と思いました。