なぜ人はニセ科学を信じるのか

ニセ科学というと、血液型とか、オーラとか、あの手の話ですね。R25で紹介されていたのをみて、ちょっと興味を持って買ってみました。内容は、表紙の絵に似ず、けっこう学術的に解説されている難しい本。ニセ科学を疑ってかかる「懐疑主義者」が著者です。なるほど、人はこうしてニセ科学を真と思いこむのか、という過程がよく分かります。私もどちらかというと懐疑的な人間なので、やぱりそんなオチなのね、というのを愉しみながら読めました。2分冊ということなので、あとで後編も読んでおきたいところです。

だけど、私だけかもしれないけど、英語圏の本の日本語訳は、やっぱりなんとなく読みにくい。翻訳者の技術がどうこうではなく、独特の言い回しというか、文章の書き方が日本人の感性とは違うんでしょうな。読み慣れないと、1冊読むのもなかなか時間がかかって大変ですわ。