ふくぶくろ

テレビでみました。どん欲に福袋を求めて、銀座のデパートをはしごするお母さん&娘さん。4つのデパートをはしごして、3人合計で30万円分もの福袋を買ったと言うから驚きです。中身も分からないのに「お得だから」という1点で、どうしてあそこまで血眼になれるのか、理系な私にはなかなか理解が難しい。自分だったら、買い物の理由は「必要だから」という理由しかないので(基本的には)。

そもそも福袋って、10万円相当が3万円とかいうけど、今の旬の価値ではなく恐らくちょっと前には確かに10万円だった(現在はきっと価値が下がっている)ものでしょう。店側にとって、死に筋商品の絶好の処分場じゃないか、と勘繰ってしまうのは私だけではないはず。買ったあと袋の中身を開いて「サイズが全然合わない」とか「使いみちがない」という事が往々にしてあるのに、それでも「来年は頑張っていいのを当てます」とか言ってる消費者を見ると、結局多くの日本人なんだかんだ言って生活に窮していないんだろうな、と感じてしまう。

でも、年初めのささやかな楽しみとして、そんなお堅いことを言う必要はないのかな。それでいいという人にはいいのだから。