現代コーヒー考

突然だけど、自分はコーヒーが好きである。札幌の珈琲専門店で3年ほどの修行経験もある。そのお店では、当時はお奨めの珈琲は400円であった。忘れられないのが店長の言ってた言葉「400円って一食に相当するお金だから」。たしかにその通り。ご飯を食べないのはつらいが、珈琲は飲まなくても特に困ることはない単なる嗜好品。なのに、巷にはスタンド系と呼ばれる珈琲屋さんが溢れている。日本人はヒマなのか?と思いたくなるが、不思議と忙しそうな人ほど喫茶店で時間をつぶしていたりする。面白い飲み物だ。

そして、ちょっとフォーマルな場で事実上のスタンダードと言えるのも珈琲である。「コーヒーでいいですか?」という言葉をかけられることは多いけど、その裏には他の選択肢がないことがほとんど。自分は全然OKだが、コーヒーが生理的に苦手な人はどうしてるんだろう?といつも気になってしまう。日本なんだから万人受けしそうなお茶でいいだろうと思うけど・・・自分がお客さんを迎えたら、やっぱりコーヒーにしてしまいそう。もっとも、それが自宅なら一言確認取るけどね。コンビニやスーパーの飲み物売り場をみると、あんなにたくさんの種類の飲み物を売っているのに、何かというとコーヒーというのが不思議でならない。

今日は久しぶりにタリーズのアイスコーヒーを買ってきた。コーヒーは好きだけど、特にこだわりは無くて、単に「コーヒーがそこにある」という状況が好きなだけ。だから普段はもっぱらインスタント。でも、ちょっと気分が良いときや、気合いを入れたいときには外で(主にタリーズで)買ってくることがある。そして久しぶりにタリーズのコーヒーを飲んでいて、なんかこんなことを考えてしまってました。