面白い番組がなくてザッピングしていて、たまたま目に止まったのが東京MXテレビ。インターネットの訳あり商品の裏側を暴く番組で、消費者目線ではとても興味を引かれる番組でした。
訳あり商品は必ずしも「お得！」ばかりではなくて、むしろ安いなりの訳があるものばかりで、実は商品見合いで考えるとかえって高いことすらあるらしい。浜ゆでの毛ガニ○Kgが、その重さには氷の重さも含んでいて、実態としては水増しされた重さだとか。解答するとスカスカになってしまうらしい。さらに「割れ煎餅」は、製造過程で割れたのではなくて、むしろわざわざ一手間かけて割る行程が入っているだとか。ケーキの切れ端は、切れ端好みの人のために、あえて「切れ端」と呼べるようなケーキを作っているだとか。
視聴者としては興味深いし、NHKの確かな目みたいでとてもありがたい番組だけど、スポンサーのことなどを考えると、なかなか勇気ある番組だと思ったよ。規模の小さいローカル局だからこそ、できる冒険なんだろうね。逆に考えると、キー局の流している番組って、どこまで本当なのかが分からないということだけど。マスコミは「事実を伝える」ことが使命だとしても、実際は視聴者よりもスポンサーを向いているということは暗黙の了解だし。だーれもトヨタの批判なんかしないしさ。
