日本経済の明日を読む2008

2007年12月に発行された、2008年の経済について述べた本です。当時は、サブプライム問題が起きていたので、これを起因とした不安要素はあるものの、総じて上昇基調にあるというような内容で書かれていました。エンドクレジットには、日経のエコノミストや研究員の名前が10数人も連なっている、当時としては未来の予言書のような本かもしれません。

ただ、そんなプロでも読めなかったのが、リーマンショックでしょうか。リーマンショック後の経済は、ここで語られている内容と前提からしてズレていますから、当然現状とかけ離れている訳です。プロが必死に研究してこの程度と思うと、経済ってほんと読めないもんなんだなぁと思いましたね。