神社とお寺に初詣する日本人

まず初詣という習慣。今は当たり前になってますし、昔から行われていたのかとみんな思っているかもしれませんが、実は明治以降の近代の習慣なんですって。最初の初詣とは、鉄道の普及期にいかに鉄道を使ってもらうかを考えた末に、正月に成田山に行こう!というキャンペーンを打ったのが始まりだそうです。それが今や、国民の述べ1億人がお参りするほどの習慣になったんですって。仕掛けた方もよく考えたと感心しますけど、いつのまにか習慣にしてる日本人のしたたかさにも感心。

あと、神社とお寺という違う宗教にもかかわらず、どちらにもお参りする日本人。せっそうないなーなんて思ってましたけど、日本人の宗教観的にはどっちにお参りしても良いみたいです。もともと神道多神教八百万の神がおりますから、仏教もその1つ。ですので、宗教観に関係なくいいとこ取りして何でもありの日本人的には、お参りして満足できればどちらにいってもいいらしいですよ。

こんな寛容というのか、節操なしというのか、とにかく何でも取り入れてしまっている日本だからこそ、あり得る光景でしょうね。世界の某所では、宗教の対立からいまだ戦争が続いているというのに、それに比べればなんと平和なことでしょうか。