「食」は文化か栄養か

食生活だけは絶対にアメリカを見習うな―医者からの警告
そこまで言わなくてもいいだろうという部分も一部ありますが、本来のあるべき姿が書かれています。そう、私のスタンスもまさにこの本の通り。食は文化です。食事をてっとり早く済ませることがあるのは仕方ないとしても、やはり1回ごとの食事は大切にしないといけないです。

基本的にアメリカの食事は、「栄養」を中心に考える。よって毎朝シリアルでも飽きることもないし、食べ物は効率を追求して生産して足りない栄養はサプリメントで補えば充分。と一喝。それに対し日本は「いただきます」に始まり、たくさんの発酵食品に囲まれ、家族団らんで食事を取るのが(ちょっと前までは)当たり前。サプリメントなんて飲む必要はまったくなし。何より出汁(ダシ)というものは、世界で唯一、人がおいしいと感じるものの中で油をつかっていない食べ物とのこと。言われてみれば確かに。

思い返せば、だから調理師を目指そうと思ったこともある訳です。個人的にはこれからも、なるべく1品だけでも自炊するようにしなきゃな〜とあらためて思いましたね。そう、以前に読んだ食品の裏側の影響も受けているので。