「安い本マグロ」が本当に存在するのだろうか?

最近世間をにぎわしている食品偽装に関するテレビを見ていて、気になったこと。『本マグロも今は安く買えますからね』ってホントか?

本マグロが安い時はあるかもしれないけど、安い本マグロは存在するわけがない。

日本語的には微妙な違いですが、言ってることは全然違います。市場には需要と供給という関係があるから、安い時というのはあるはずです。だけど「本マグロ」というブランドにより価格が1ランク上がるので、せっかく利益の取れる商品を、あえて薄利にする必要はあまりないはずです。だから偽装してまで「本マグロ」とする訳なので。しょせん安いモノは薄利で売れるものであり、つまりは本マグロではない可能性が非常に高いと考えるべきなのだと思います。

消費者も、難しいけれども安い高いだけでなく、そういう本質を考えて賢い消費者にならないといつまで経っても偽装はなくならないでしょうね。あと報道にも、物事の本質を確固たる信念を持って伝えるようにしてもらいたい。価格破壊なんて言い出すからそんなブームが起きてしまい、価格を下げるために色々な裏技が生まれてしまうのだから。