旅とは本質的に身勝手なものである(R25 No133 「結論はまた来週より」)

R25の「結論はまた来週」のコラムが、なかなか鋭い内容でいつも楽しく読んでいるんですが、今週の記事がまたよかった。テーマは旅。

旅をしても、本質的には「大体どこも同じ」はずなのに、旅と言うからにはドラマチックであるべきだと勝手にイメージをかぶせてしまうというもの。確かにその通りだと思う。所詮人なんて、食べる・寝る・働くを繰り返しているだけで、これは国も文化も関係ない話。そりゃどこも中に入ってしまえば、似たりよったりになるはず。でもそんな中にも、習慣や食べ物や言葉や考え方などが異なってくるわけで、好奇心旺盛な私はそんな自分の知らないことを肌で感じるのが楽しくて、よく出かけている訳です(これも結局身勝手な理由なわけですが)。

どんな旅をしようと、それは人それぞれなので何も言うことはないのですが、それでも1つだけ。「わー、ガイドブック同じ!」というのだけは、賛成できかねます。そうではなく、「ガイドブック(本物と)同じ」が正しいはずでしょう。

とはいうものの、好きな時に好きなところを自由に旅できる今の時代って、ほんと素晴らしいですね。