メディアの本音と建前

ボクシング。亀田選手の件。確かに結果はおかしいと思う。けど、それはレフリーや採点方法のルールであって、選手本人ではないはず。選手自らレフリーにお金を渡していたなら当然裁かれるべきだけど、そんなこたぁないよな。むしろテレビ局がまっとうな試合を組んでいたのかどうかは気になるけど。なのに誰もテレビ局自体のあら探しをしないのは、きっと逆らえない大御所が後ろに控えているんじゃないかと勘ぐってしまう。

さんざん持ち上げるだけ持ち上げておいて、イメージに合わないと手のひらを返す。アテネオリンピックや、サッカーのW杯と同じじゃないですか。結局、視聴率およびクラインとが一番気になることであって、選手や視聴者は軽視されがちなのかも。事件があるたびに殺到するマスコミとか、大した続きでもないのにCM直前で引っ張る番組とか、ここんとこだんだんテレビを見る気がしなくなってきている。賛否両論あるにせよ、NHKがまだ一番まともかもしれない。

そういえば朝のワイドショーで、亀田選手の親父さんと、ガッツ石松やくみつるが討論していた。つい目がいってしまったけど、今日のやくみつるには幻滅(もともと好きではなかったけど、さらに輪を掛けて)。評論家なら、感情論で語ってはダメでしょ。亀田選手が悪ぶっていようが、マナーが悪かろうが、それを受け入れるかどうかはファンが決めることであって、あんたが決めることではない。見てると、あんたこそ何様よ!と思えてならなかった。しかもガッツ石松からも諭されているし。

今年は、世界バレー世界バスケと続くので、まず純粋に競技自体を楽しめるような報道がされることを一個人としては静かに期待しています。スキャンダル系はもういいわ。